Première étoile

舞台俳優のおたく

泪橋ディンドンバンド3 感想

みなさんこんにちは

今月の現場はじまりました!ぱちぱち〜!今この冒頭の部分を現場に向かう電車の中で書いています。(この部分書いてるの2/16)たぶん感想の部分からが観劇後の文章になると思います。なるべく鮮度の高い感想を毎回ざくざくっと書いていきたいので日記みたいになってく予定。

 

泪橋ディンドンバンド3~泥まみれの月~

2/13〜24@銀座博品館劇場

 

そもそも泪橋ディンドンバンドとはなんぞやという方も多いかと思いますのでざっくりご説明を。「泪橋ディンドンバンド」シリーズは推しくんが所属する事務所「ルビーパレード」主催の作品であり、事務所の先輩である八神蓮さんのデビュー10周年を記念する作品としてスタートしました。無印はもちろん蓮さん主演。2は安里勇哉さん、そして今作は推しくんが主演を務めるという次第でございます。

わたしは推しくん歴1年ちょっとの新参者なので泪橋を生で観るのは今回が初めてですね。泪橋は頭からっぽにしてメンバーがバカやってる姿を笑って観て、人情にちょっとほっこりする素敵な作風が好きです。個人的にキメキメな感じじゃないこの作風と題材自体がルビパらしいなと思ってます。なんというか、いい意味で庶民的な?そう、トキとかワタナベとかエイベはキラキラしててTHE・芸能事務所っぽいけどルビパはなんかこう家族って感じ。意味不明だけどそんなイメージ。(芸能事務所という時点で庶民的ではない)話は逸れるけどワタナベみたいに毎月新規ブロマイド発売してくれてもいいんだよ?推しの写真が金になること知らないなんて言わせないからな!

無印と2のテイストというか話の流れがほぼ一緒だったのが若干気になる所ですが、果たして3はどうなのでしょうか。銀ちゃんがいないって時点で割と似たような展開になるんじゃないかと思ってます。グッズサンプルであがっていたチケホルでネタバレ踏んでてアッ……となりました。まあ重要な部分ではないからいいですけど。

 

まずは劇場の感想を。博品館劇場はキャパ381席の中型劇場です。エレベーター横の建物入口に作品名がドン!と掲げられ、ピカピカした可愛いライトが周りを囲っている姿はなさがらブロードウェイの劇場のよう。ちょっとテンションあがります。

劇場のある8階までは小さなエレベーター2台でしか行けないから、ギリギリに行くと混み合って絶対後悔しそう。

昭和53年創業の歴史と趣きのある内装。古いけど嫌な感じはなくてレトロで可愛い。キャパの割にお手洗いの数は以外と多くて並んでなかった。ただ、ロビーが激せまなのでグッズ購入で並ばなきゃいけない時以外は座席が解放されてから行ったほうが良いかな。受付にいるチケットもぎるおばさんは愛想がなく淡々としてちょっと怖かったけど私が干されただけかも!笑

そして傾斜がちょっとゆるめかな?ビルの中だし建築構造的にこれは仕方ないけど、そんなに観づらくなさそうだから問題なし。

 

続いて作品の感想です。

※当然のようにネタバレありますのでご注意ください※

 

【初見の感想 2/16ソワレ】E列上手

今回は泪橋一作目から2年後のお話。端折ってあらすじを申し上げると、銀ちゃんの乗った自転車がバイクと接触事故起こして1ヶ月入院することになり、事故相手が癖の強い疫病神仕方でよくない事が色々起こりつつも銀ちゃん不在のバンドでもなんとかやっていこうと新メンバーのつよしを迎え入れそれぞれ奮闘するが空回り。目指す場所は一緒なはずなのに衝突してバラバラになって、卓の同級生の持ちかけてきた上手い仕事の話に乗せられかけてゴタゴタやって、なんだかんだかで解決して仲直り。哲也の30歳のお誕生日会してウェーイ!色々あったけどみんなありがとう!これからもよろしくな!!って感じ。

 

やっぱり泪橋は銀ちゃんありきの物語なので推しくんが言ってたとおり、哲也のストーリーがガンガン来る!というわけではなくて哲也を中心に話が展開していくというキーマン的な役割という印象。

泪橋はあてがきなだけあって役者個人のキャラにも合っていて演技も安定していてストーリーも面白い!

ただ無印とも2とも話の流れは変わらず、先が読めすぎてしまい、うわまたこの展開か……と気づいた瞬間に思わず手持ちのチケットの残数を数えてしまった。いや結局は通うし、みんなの演技や細かいシーンひとつひとつはリアリティがあってすごく自分自身にもグサッとくるものがあって大変良かったです。

ただなんだろう、この脚本家はほかの流れを書けないのかな……っていう素朴な疑問?無印で築いたベースの脚本を部分的にいじってるんじゃないかとさえ思ってしまった…この作品ならではの「おきまり」だったり「定番」だったり、この流れでやってきたからこその愛着みたいなものがあるから気持ちはすごく分かるんだけど!!!演じてる側もデジャヴ感じてないのかな〜なんて思ってみたり…これを「懐かしい」と思えるのか「なにこの既視感」と思うのかはその人の心の綺麗さ次第ってことですね。やっぱり私ひねくれてんな〜!推しのような澄んだハートが欲しいわ!

というか私と脚本家の相性があまり良くないというだけの話なんですけどね。

でもきっと次の観劇で銀ちゃんが戻ってきたらまた違って見えて、めっちゃ良かった〜!!!って手のひら返すかもしれない。はたらく細胞も回数重ねたら楽しくなってきたって感じだったから、勢いに任せてギャンギャン言わずにもう少し自分の感想と向き合ってみようかな。

 

【2/19 マチネ】J列センブロ

いつも思うけど平日の真っ昼間によくこんなに人集まるね…みんなスケジュール調整頑張ってこうやって推しに会いに行くんだろうな〜あなたも私もお疲れさまです。そういえば今回なんか特に推しくんが好きなおたくばっかり集まってるはずなのに、拗らせた心がキュッとしたり病んだりしないな。情緒が安定してるわ。

 

率直な感想を言うとふつうに面白かった。ほらやっぱりそうじゃん!お前に自我はないのか?!

というのはまあ置いといて、脚本に慣れたというか、こういうものだって受け入れたら小難しいこと考えないでいま目の前で生きているこの世界を楽しもう!って思えた。

でもほんとに銀ちゃんが帰ってきたことも大きいかもしれない。今日から八神さんが合流って思っただけで開演前からわくわくしてたし、銀ちゃん出てくるっていう安心感もあった。いないと不安っていう訳じゃなくて、やっぱり銀ちゃんいてこその泪橋だから。銀ちゃんの出演シーン多分10分なくてマジで短くてびっくりなんだけどその10分であの八神さん特有の天然ゆるふわオーラから発せられるマイナスイオンを全身に浴びてニコニコしちゃうしあったかい気持ちになった。今日の公演は八神さん初日だったから明らかにキャストも八神さんの合流を嬉しそうにしていて、推しくんもどこかほっとしたような表情を見せてた。

もしかしたら私は自分が思っていた以上にメンバー含めて全員がそろった泪橋が好きで、銀ちゃんが欠けた状態且つ自分の気になってる部分のダブルコンボで理想とのギャップに打ちのめされてしまっていたのかも。そう思うと私めっちゃ泪橋好きじゃんわ〜い!

 

【2/20 マチネ】K列上手

昨日も今日も行きの電車の中で腹痛催してつらい思いしてるんだけど何ゆえ?

昨日改めて思ったんだけど推しくんて顔のサイズに対してお耳が大きくてとっても可愛い。チラっと見えてるおでこもとっっても可愛い。髪の毛さっぱりさせると首長いのが強調されてよりシュッとして見えるし、今の髪の長さがほんとうに絶妙で120万点+大きな花丸あげたい。も〜ほんとに可愛くて終始きゅんきゅんしてしまった。

 

◼️作中しんどいワード集◼️

「俺たちもうすぐ30だろう?いつか家庭を持つようになった時、いまのままじゃ難しいと思うんだあ」

ウッ……この言葉自分に向けられているようで耳が痛い。ちょうど最近自分もこのままの自分で将来やっていけるのかという漠然とした不安を抱えていたので、なんてタイムリーと思いながら聞いていた。わたしもあと3年のうちにはまともな人間になっていたいなあと考えてるけど人生の半分をおたくとしてやってきた身としては今更まともになれると思えない。

 

「子供が欲しいとは思わないか?」

卓からの問いかけに対して哲也が「…欲しいよ。早く親に孫の顔見せてあげたい」って言うからもう推しが言ってるようにしか見えなくて…子供好きだしきっと欲しいと思う気持ちもあるよな…って一人しんみりしてしまった。推しの気持ちなんて知らんけどな!自分は今のところ結婚願望ないし自分に子供なんていうのも想像つかないなあ。

このままじゃ結婚したいと思った時には時すでに遅しとなりかねないけどね。

というか哲也には今回でみさきとヨリを戻すかもしくは新しい彼女ができてほしいと思ってたから普通にショックだよ!お前まだひとり身だったのか幸せになってくれ哲也!!

 

「まさみちゃん達いつもいる事みんな知っとるやん!身内だけで盛り上がってるみたいになってへんかと思って。もっとたくさんの人に見てもらうためには、もしかしたらまさみちゃん達がいない方がええんやないかと思っただけや」

私含めここにいるおたくみんなに向けて言ってるのかな…?チンドン屋だろうか地下アイドルだろうが役者だろうが世間に認知されるためには結局はどれだけ多くの人の目に留まるかって話だもんな。若俳も同じ人間が1人で10回観るより友達10人連れて来る方が嬉しいってよく言うじゃないですか。(クソ偏見)新たなファンを獲得する機会をおたくが奪っているのもまた事実…でも何度も観るっていうのは自分が自分のためにやっているのであって推しのために席埋めるとかそんな話じゃないからそこは自己中でいいと思う。何回も観てって言ってたし!ぶっちゃけ今作は内部舞台だからファンサ公演的なところあるだろうし。私は私のために明後日も明々後日も観に行きまーす!

 

【2/20 ソワレ】J列センブロ

銀座に椿屋珈琲店がある安心感。新橋駅前にも3つはあった。マチソワ間はケーキセットを頂きながらお手紙をしたため時間を潰しました。次は久しぶりにリンツカフェでも行きたいな。

は〜〜〜哲也ほんと可愛いわあ馬鹿みたいな感想しか言えないけどとにかく顔面がいい…!なんか途中から天然のアホ毛出来ててこうすけに対してすごい剣幕で怒鳴り散らして喧嘩してんのにぴょんぴょんしてるアホ毛に目がいっちゃっても〜〜〜!!!カワイイッ!!!ってニコニコしながら見てしまった。これきっと早着替えでシャツ脱ぐときにできちゃうんだろうな、可愛いぞ〜!

でも怒る推しめちゃ声デカイし普通に怖いからな…あんなのに正面から怒鳴られたら演技って分かっててもビビるし飲まれて終わる。そう思うと一馬くんすごい…役者ってすげえ……。

 

話しの終わり見えないけどとりあえずここまで書いたら満足した。雑〜!笑

各人の感想も書きたいしそれは別記事で。

お客さんも推しくんたちもすっごく楽しそうでたくさん笑い声が聞こえてみんなにこにこしててなんかこの空気感いいなあと思いながら結果ルンルンで通っています。

舞台っていいな〜たのしい!

推しくんは今日も世界一男前で最高だ!