Première étoile

舞台俳優のおたく

薄桜鬼聖地巡礼 函館篇

みなさんこんにちは

書きたいものが溜まりまくってます。

梅雨の時期はいつにも増して引きこもる率が高いし早めに消化していけたらいいな。

 

GW明けに函館に行ってきました。1泊2日の弾丸旅行です。目的は

『桜の時期の五稜郭へ行く』こと!

薄桜鬼 土方歳三のおたくとして、ミュージカル薄桜鬼 志譚 土方歳三のおたくとして、どうしても行かなければいけない。

昨年土方篇で、そして今年の4月に風間篇で物語の最終地点となった函館へ。そして土方さんが風間から鬼としての名を受けた桜の散りゆくあの五稜郭へ!!!

大楽後にふと函館に行かなければという思いに駆られたはいいものの、GWの休み希望を1日も入れていなかったバカは来年行けたら行こうかな〜くらいの気持ちでいましたが、シフト組む担当の神がGW直後に連休を入れてくれたので行くなら今しかないと即決。出発8日前の話。

おたくはおたくをする時だけ異常な行動力を発揮するのだ。

☆1日目☆

07:50羽田発 JAL767便で函館へーーー

 

行く予定が朝から問題発生

搭乗手続き10分前にJALのシステムトラブルが発生しタッチアンドゴーが使用停止に。搭乗券の発券がマストになったうえ、保安検査場で人の手によるチケットのダブルチェックを行った結果空港は大混乱。フライトスケジュールを大幅に遅れて予定時刻から約1時間後に離陸。

まあスケジュールに支障なかったし、むしろ仮眠取れてスッキリしたし良しとしようじゃないか。風間篇ディレイ配信を見るなどして楽しい時間を過ごした。

まあ、旅行にトラブルはつきものだしね!

 

函館空港に到着後、10:40発のシャトルバス(大人450円)で函館駅へ。空港から駅まで約20分とめちゃくちゃアクセスがいい。

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函館駅到着!

ここから歩いて土方歳三最後の地碑」まで行きます。大通り沿いを歩いて約10分の住宅街を進んでいくと…。

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あった〜!五稜郭マーク可愛い。
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一本木関門のあった場所。今は市民会館?のすぐ横の公園の敷地内に一本木関門のレプリカと石碑が建っています。1869年5月11日土方さんはここを出発し交戦の後、銃で撃たれたとされています。

ああ蘇る薄ミュの記憶…!大変にエモーショナルです。

石碑とお写真の前にお線香を立てて合掌。2日後が土方さんの命日という事もあり、綺麗なお花が沢山お供えされていました。

 

ここから無駄に1駅分歩いて松風町駅から市電に乗って五稜郭公園前まで移動。市電にはめちゃくちゃお世話になるので旅行中は1日乗車券(600円)を買うことをおすすめします。なんせ初乗り210円なので3回乗れば元が取れる。100%乗る。

 

市電五稜郭公園前から歩いて15分で五稜郭タワーへ到着!展望台へ登ります。(900円)

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きたぞ五稜郭!!小学校の修学旅行で来て早10年…まさかこんな形で再来する事になろうとは。この地を舞台に薄桜鬼の土方さんと風間さんがあの一騎打ちをした(してない)と思うと胸が熱くなります…!ありがたいことに桜もかろうじで何本か残ってる〜( ;  ; )

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五稜郭でみるディレイ配信のエモいこと!!!(ここで30分くらい配信見てた。保護フィルムボロボロなのは見逃して。)

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推しがツーショ撮っていた土方さんもいます。逆光で顔が見えない。

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周りに人がいない事を確認しササッと写真を撮る小心者。今日も土方さんは綺麗です。ところで平助くんはなぜここに…?

 

五稜郭タワーを出て、五稜郭内を散策します。

誤って五稜郭の外周に迷い込んでしまったため矢崎広さんの薄ミュ土方歳三編の「いつか誠に」を聴きながら1815mの道をひたすら歩く。控えめに言って楽しい。

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綺麗な形の花弁を拾ったり写真を撮ったり…
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意外にもたくさん咲いてる!可愛い!!

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土方さん埋葬説のある一本松

 

その後も1時間程五稜郭内をうろうろしました。この時点で14時前くらい。

 

まだまだ行けるので市電に乗り函館どっく前へ。駅の向かいにある造船所へ向かいます。

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そう、ここは弁天台場跡地。本当になんにも残っていません。海から来る新政府軍を迎え撃つために旧幕府軍が基地を構えた場所です。薄桜鬼で土方さん千鶴ちゃんと島田さんが最後に会話をしたのもこの場所ですね。もちろん観光客は誰1人としていません。立ち入り禁止の場所ではないですが、造船所の方に不審がられる前に退散します。

 

造船所を背にまっすぐ進み、海を横目に魚見坂を登っていきます。ちなみにこの坂はマジでしんどい!!!

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称名寺という浄土宗の寺院です。
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箱館戦争の時には、新選組の屯所が置かれていたそうです。境内には土方さん及び新選組隊士の供養碑が置かれています。供養碑のすぐ横に新選組ファンがお供えした折り鶴や誠の旗を奉納したガラスケースが置いてあったのですが、熱心なファンの方がずっと見ていらしたので邪魔せず遠目から見る事に。

 

称名寺の前の通りを市電2駅分ただひたすら歩くと元町まで行けますよ!30分くらいかかりましたけど。廃墟の学校とか可愛い色の壁のお家とか眺めながら散策します。石畳の道をペタンコ靴で歩くのマジキツイです。皆さんはスニーカー履いていきましょうね。ヒールは馬鹿です。

 

元町公園や教会をいくつか観ました。元町公園前の登り坂も泣きたくなるくらいしんどい。斜め45度のスプラッシュマウンテンの落下角度よりもキツい。

気に入ったのは函館ハリストス正教会。聖堂内のイコンがめちゃくちゃ豪華でした。残念ながら写真撮影はNG。

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八幡坂は早朝の車も人もいない時間に行って撮るのがおすすめです。

またひたすら歩いてベイエリアへ。

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とりあえず有名な函館の赤レンガ。なぜ人気観光地なのかは正直よく分からない。ここからまた数十分歩いて函館駅まで行って市電乗って、五稜郭公園前駅すぐ近くのホテルへ一旦チェックイン。

 

テルマイステイズ函館五稜郭

ホテルマイステイズ函館五稜郭(旧:ホテルネッツ函館)| 函館のホテル | マイステイズ - MYSTAYS

京都でも何かとお世話になっているマイステイズ。お部屋も建物も新しくて綺麗でした。下にファミマもあるし駅近だし、何より充電器のコードあるのが嬉しいですね。

ちょっとホテルで休憩。

 

せっかく函館に来たので函館山行きます。17時頃にホテルを出て市電に乗り十字街まで移動。南部坂というこれまたヤバい傾斜の坂を登ります。結構な距離を警備のおじさんに励まされながら坂を登ると…

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函館山ロープウェイ乗り場に到着。(帰りに撮った写真なので真っ暗)往復で1900円だったかな?片道5分くらいであっという間に山頂へ。

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夕焼けに染まり始めた街並みも素敵。展望台の上は中国人大博覧会って感じ。夜景は修学旅行で見たし、というか1人で見るもんじゃないからやめた。夕日が沈むのを見て、展望台が混み始める前に山を降ります。

 

夜ご飯食べます!この日はじめてのまともな食事。タクシーの運転手さんが「美味しいお寿司屋さん教えて」という迷惑な客に快く答えて連れてってくれたのは函太郎 宇賀浦本店。土方歳三資料館のすぐ近くの海沿いにあります。

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1人回転寿司デビューおめでとう私!バカ美味い寿司を1人で思う存分堪能する時間、プライスレスです。筋子とジャンボ甘エビが最高でした。

帰りのバスを待っているあいだ海岸沿いで夜の荒れた日本海を眺めていたのですが、土方さん達は十分な灯りもレーダーもない中こんな真っ暗な海を渡って函館にやってきたと思うとまさに命懸けだったんだろうな…としんみりした気持ちになりました。

 

バスと市電を乗り換えてホテルへ着いたのが23時頃。お風呂入ってディレイ配信観て就寝。

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この日の万歩計。そうでしょうねって数値。

☆2日目☆

 

5:30起床。旅行中はなぜか早起きできる。

分かっていたけど歩きすぎで足首が痛い!ペタンコ靴ほんとやめといた方がいい!

メイクして朝食ブッフェをサクッと済ませてチェックアウト。市電の始発がまだだったのでタクシーで函館駅に行き、2階のコインロッカーに荷物を預けて函館朝市へ!

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海鮮は昨日の寿司で満足したのでとりあえず一周して様子をチェック。「お嬢ちゃんそんなに怖がらなくても大丈夫だよ〜笑」と話しかけてくる店の強面おじさんをバリバリ警戒しながら見て回る。

目当ての物は特にないので朝市即終了。

今日もひたすら歩いて元町の坂を登ります。八幡坂の写真を撮ってお散歩したらいよいよやる事がなくなってしまった。

 

そこで、今回は位置的に厳しそうだと思っていた碧血碑に行ってみることに。十字街から谷地頭方面の市電に乗り終点 谷地頭駅へ。

谷地頭駅から約20分、悲鳴をあげる脚を無理やり動かしてとにかく歩く。マジで誰も歩いていないので1人で泣きごと言いたい放題。

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毛艶のいい可愛い猫ちゃんを発見。

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ようやく到着かと思いきやまさかの山道…!鬼畜かよ…!!!

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リアルガチ登山開始。死にそうになりながら5分ほど奥へ進んでいきます。BGMは土方篇「生きろ」。まさに命懸けの戦い。

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あ、あった〜〜〜!( ;  ; )

石碑の前でお辞儀してから合掌。緑が豊かなとっても静かで穏やかな場所で土方の魂は眠っていました。

碧血碑は函館山の麓に建っていて、土方さんをはじめ、箱館戦争で亡くなった約800人の旧幕府軍戦没者の霊が祀られています。一説によると土方さんの骨も埋葬されているとか。

 

土方さんのお墓は東京都日野市の石田寺にあります。そこには2005年に土方家のご子孫さん方が函館を訪れた際に埋葬説のある5ヶ所から持ち帰った土が収められています。各地で弔われた土方さんの魂が1つとなり、長い戦いを終え136年越しにようやく故郷へと還ってこられたのです。ご子孫さんも土方さん本人もほっとしたことでしょう。

すっごくしんどい道のりだったけど碧血碑行ってよかった…!!

 

ドMなのでさらに歩いて函館公園に行きます。

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これまたエモい子供遊園地を発見。何1つ動いてなかった。

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市電乗ってまたベイエリアへ行きます。

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ラッキーピエロでソフトクリームを食す。

なぜかどうしても食べたかった。

キャラメルナッツなんとかミルク感強くてめっちゃおいしい。リピ有りです。

 

ちょこっとおみやげ買ってロッカーから荷物とってふらふらして、シャトルバス来るまで友達と電話して暇を潰します。

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お昼ご飯を食べ損ねた事を言い訳に空港でもソフトクリームを食べる。ホワイトチョコが練りこまれてるからか濃厚でもったりしていておいしい。これもリピ有り。一眼出すのがめんどくさくてfoodieで撮ったのがバレる。

 

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函館14:30発 ANA556便で帰ります。帰りの飛行機での記憶は一切ありません。

羽田着いてから新宿で友達に会ってお土産渡して家に帰りました。

脚は無事死にました。1週間しないうちにハワイで登山することをすっかり忘れていてしばらく足首がまともに動かせませんでした。笑

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この日の万歩計。ほとんど昼過ぎまでしか活動せずにこれはなかなかです。

 

とっても充実した旅でした!遠征じゃない国内旅行自体すごく久しぶりで、時間を気にせず観光できたのも良かったです。

函館はコンパクトな街なので、私のように朝から晩までフル活動できる人なら2日間で十分楽しめます!

ちなみに旅費は自社のクソ安パッケージで2万6千円くらいでした。(現地代別)往復フルキャリア+宿泊代なのでめっちゃ安い方だと思ってます。

 

おたくは楽しいな。ひとり旅も楽しい。

もし次の薄ミュが斎藤一篇だったら、来年は会津若松に行ってるかもしれません。

推しくんが土方さんをやらなかったら薄桜鬼も知らずにいたし函館行くこともなかっただろうから、やっぱり素敵な出会いをくれた推しくんには感謝です。いつもありがとうございます。

 

推しとその先にある出会いの為にまた3日間働きます。グッズの雰囲気見る限りほんわかしたお話になりそうだし、刀ステ楽しみだね。

同田貫正国ーーッ!!って誰が言うのか楽しみだね!私は大包平に1票。